先輩社員の本音

苦しいときは必ず来る。でも周りが助けてくれる。「大和冷機で働くって、実際にはどういうことだろう?」「本当に自分がやっていけるのかな?」 新しい環境へ入る前に、不安はつきもの。 今年4年目となる先輩社員が、入社前の想い、 どんな気持ちで毎日働いているか、 そして苦しくなったときはどうするか、 まですべて本音で語ります。

入社前と入社後。そのギャップは?

渡辺怜

渡辺 怜(わたなべ れい)

大阪中央営業所 主任(2011年入社)

前職は住宅設備営業。販売だけでなく保守も行うため、お客様と永続的なお付き合いができると考え転職。

大阪中央営業所の渡辺です。私は中途採用で入社しましたが、前職では住宅関係の営業をしていました。その時から飛び込み営業はしていたので、その辺りの抵抗はありませんでしたね。大和冷機に入社しようと思ったのは、自社製品の販売だけでなく、自社・他社問わず厨房機器のメンテナンスを行っているからです。機器のメンテナンスなどを通して、お客様との長いお付き合いができるのが魅力でした。

─働く前と、実際に働いてからのギャップなどはありましたか?

ありましたよ。たとえばある個人営業の焼肉屋さんなどは、一台の業務用冷蔵庫を大切に使っていらっしゃっており、もしそれが壊れたらもうその日は仕事ができなくなってしまうような事態になるんですね。そんなお客様から「どうしよう、渡辺くん。冷蔵庫が壊れてしまった」とご連絡を受けたんです。
それから先は、営業の部門以外にも、本社のいろんな部署に協力してもらってなんとか機器を確保することができました。その日のうちに冷蔵庫を届けたら「待ってたよ!」と笑顔で言っていただいて……。こんなに喜んでもらえるものなんだ、と思いましたね。

─つまり、嬉しいギャップということでしょうか。

そうなります。私は実は九州出身なのですが、現在担当しているエリアではまるで地元のように可愛がってもらっています(笑)
「この前直してもらった冷蔵庫、ちゃんと動いてるよ!」なんて声をかけていただいたりして。

休日、残業。本当の話。

─残業時間や、休日などはどうですか?

お客様のご都合があるので、残業自体はあります。それでもたいてい遅くても7時半くらいには退社していますね。休日については、やっぱり土日が休みで家族と一緒にいられるのが嬉しいです。
そうそう、この前、休日出勤の振替休日の日に、子供の通っている幼稚園で1日先生をさせてもらったんです。家で見ているのとは違うわが子が見られて、これもきちんと振替休日が取れる環境だからこそだと思いました。

渡辺怜

お客様からのお電話に対応。

「渡辺さん、今より大きい冷蔵庫ってありますか?」
「お調べしますね!」

苦しいときは、絶対ある。

─では、この仕事をしていて苦しかったことはありますか?

もちろんありますよ。営業を真面目にやっていても数字が落ちてしまうときというのは、誰でも絶対あるんです。他にも、新規営業をする際は飛び込み営業をするので、新しいお店に入れない、といった悩みや、契約まで辿りつけない、という悩みもよく聞きますね。でも、それはみんな経験していることなんですよ。

─渡辺さんもそういうときはありましたか?

はい。私の場合もなかなか契約をいただくことができなくなって、そんなときに同期が契約をとっていたりして、とても苦しかったです。

─そんなときは、どうやって解決されましたか?

営業所の所長が「みんな経験していることだ。お前の分はみんなでカバーするから、とりあえず今は休め」と言ってくれました。それで心に余裕ができて、営業の基本に立ち返ることができました。入社時の研修で習ったプロセスを振り返って、お店に入る、店員の方と話をする、など、それぞれの段階をちゃんと踏めているかを確認しました。
それから、ボイスレコーダーを使って自分の声を自分で聞いてみたりもしましたね。自分では同じだと思っていても、聞いてみると普段よりも声のトーンが低かったりして。そういう元気のなさは、お客様に伝わってしまうものです。

─ではたとえば、後輩の調子が悪い、といった場合はどうされますか。

その場合も、基本的には同じですね。数字は私たちがカバーしますし、その子の直近1ヵ月の営業プロセスを確認して、一度基本に立ち返るように勧めます。自分では気づいていない長所があることもあるので、そこを見つけて伸ばしていけるようにフォローします。
私の営業所で、営業は得意でないけれどよく点検契約をいただいてくる後輩がいたんですよ。その後輩は営業が苦手と悩んでいましたが、「そこができないからダメだ」と考えるのではなく長所を活かすようにしました。今では他社製品の点検契約をいただき、お客様との信頼関係を築いて結果的に営業にもつながるようになりました。

これからの道。

─今後こうしていきたい、という希望はありますか?

所長候補研修を受けさせていただき、マネンジメントの勉強をしています。大阪中央営業所では毎月交代で所長補佐をしていて、それも勉強になりますね。
もちろん、営業としてももっと成長していきたいです。ベテランの方に同行をお願いして、修理の際にどこから手を付けるのか、なぜそこから手を付けるのか質問したり…少しでも多く現場に行き、お客様と接したいと思っています。
これから入社される方にも、お客様とのコミュニケーションを大切にしてもらいたいです。入ってみるまで不安はあるかもしれませんが、先輩も、他の部署の方たちも、みんなが助けてくれますよ。一緒に働けることを楽しみにしています!

渡辺怜

さあ、専用車に乗って出発。

今日もお客様が待っています!